サイディングの外壁には塗装は必要ないよとよく言われているのですが、本当なのでしょうか?
でも、実際には、つやがなくなってきていたり、色褪せている感じがする。
劣化しているのではということを感じることもあるでしょう。
実はサイディングの外壁には塗装が必要なのです。
今回は、サイディングの外壁の塗装について詳しくご紹介いたします。
サイディングの外壁には塗装は必要ないって本当?
サイディングの外壁には塗装が必要ないということはありません。
実は、ちゃんと塗装を行なっていかないと劣化していってしまうのです。
雨や風、紫外線の被害を受けていて、そのままにしておくと家の寿命を縮めてしまうのです。
新築の時から数えて10年から15年ぐらいで塗り替える必要があるのです。
そうすることでサイディングの効果を長持ちさせることができますよ。
サイディングの外壁の部分がかけていたり、割れたりしていて劣化しているときは、塗装ではなくリフォームをしなくてはいけなくなります。
サイディング(サイディングボード)とは、セメントや金属、樹脂、木などを板状に成型した壁材のことを指しています。
サイディング材には窯業系、金属系、樹脂、木質系の4種類あるのです。
この4つ全て、経年劣化が起こるので、必ず塗装する必要がありますよ。
サイディングの種類 | 耐用年数 |
窯業系サイディング | 10~15年 |
金属系サイディング | 10~15年 |
樹脂サイディング | 約30年 |
木質系サイディング | 3~7年 |
サイディングに使われている塗料の耐用年数は以下のようになっています。
塗料の種類 | 耐用年数 |
アクリル系塗料 | 5年~7年 |
ウレタン系塗料 | 8年~10年 |
シリコン系塗料 | 10年~15年 |
フッ素系塗料 | 15年~20年 |
これらの目安ぐらいで、塗料の耐久性や防水性が切れてきてしまうのです。
常に雨や風、紫外線の被害を受けている外壁。
このぐらいの期間を目安に外壁塗装を行う必要があります。
劣化しているサインがなければ、基本的に長く保持できますよ。
樹脂サイディングは30年に一度塗り替えすれば良いとされています。
常に紫外線の影響を受けていて、経年劣化していってしまう素材とも言われています。
どのサイディング外壁でも、塗装が必要ないということはないので、必ず行うようにしてくださいね。
サイディング外壁に塗装が必要な劣化症状について
サイディング外壁に塗装が必要な時は以下の症状の場合があります。
- 色あせやくすみがある
- チョーキング
- 塗装の剥がれ
- ひび割れ
- シーリングのひび割れ
- サイディングのそり
- カビや苔が生えている
色あせやくすみがある
新築の時より、色が違ってきていたり、つやがなくなってきている時は、塗装が必要な時ですよ。
特によく日が当たる場所に起こりやすいです。
チョーキング
壁を触った時に白い粉が手につく時も塗装が必要な時です。
こちらも、よく日の当たる場所で起こります。
塗装の剥がれ
塗料の部分が剥がれて落ちてきている時、少し触っただけでも塗料が捲れてしまう時は、劣化している時です。
角の部分や壁の端、壁のつなぎ目やひび割れているところで起きやすいです。
ひび割れ
壁の表面に亀裂が入っていたり、ひび割れているときも劣化している合図です。
窓枠の周りや、角の部分、壁の端の部分で起こりやすいですよ。
シーリングのひび割れ
壁の継ぎ目のところにヒビが入っていたり、さけていたりした場合も劣化してきている証拠です。
壁のつなぎ目のところで起こりやすいですよ。
サイディングのそり
壁の部分が浮いているようになっている時も要注意です。
壁のつなぎ目やひび割れた箇所に起こります。
カビや苔が生えている
サイディングの壁にカビや苔が生えるようになっていたら、塗装の時期ですよ。
サイディングが水を含むとカビの胞子もついてしまうのです。
そのまま放置すると、水洗いだけでは落とせないということもあるので気をつけてくださいね。
このようなサインが起こっていたら、外壁塗装をする必要がありますよ。
どんな些細なことも見逃してはいけません。
そのまま放置すると後でとんでもないことになってしまうので気をつけてくださいね。
家を長く保持したいときは、定期的にメンテナンスや確認しておくと良いでしょう。
外壁塗装を行う必要がある場合には、外壁塗装の窓口を使うと簡単に優良業者を見つけることができます。
ひとまず無料見積もりだけでも取っておくといいですよ。
まとめ
耐久性がとても高いと言われているサイディング。
サイディングの外壁には塗装が必要ないと聞くこともあるかもしれませんが、実際は違います。
定期的なメンテナンスを行うことで、お家を長持ちさせることができるのです。
外壁塗装を行わないでそのまま放置するととても危険ですよ。
サイディングが水をすってボロボロの壁になってしまう可能性があるのです。
塗装されたばかりは、水も弾くのですが、時間ともに劣化してしまい、水を吸ってしまうという現象が起こってしまいます。
さらに放置すると、どんどん水分を吸ってしまい、家の中で雨漏りするということもあるとか。
塗装された部分の油部分が紫外線の影響を受けて劣化していってしまうので気をつけてくださいね。
塗装が必要ないということはありません。
定期的にメンテナンスをして、タイミングを逃さないようにしましょう。